江戸川区の税理士秦慎一郎が日々の出来事を書き綴る日記です。
今回は節税について自分の考えを書きたいと思います。
まずその前に、節税の定義をyahoo辞書で調べてみることに。
「 せつ‐ぜい【節税】
[名]スル所得控除や非課税制度を活用して税負担を軽減すること。 」
つまり納税者の税負担が軽くなるってことですね。これって非常に多くの方が関心のあることだと思います。だから我々税理士にとっては、宣伝文句としてこの「節税」ってフレーズをみんな使いたがるんです。うちの職場のHPでも例に漏れずしっかり使っておりますが、、、
じゃあ節税ってそんなに素晴らしいものなのかといえば、必ずしもそうではないと思います。つまり、目先の節税ばかりに気をとられていると、そのときは一時的に税金は安くなるかもしれませんが、長い目で見ると後悔することがあるのです。わかりやすい例で説明してみます。
例えば二人の兄弟が相続で土地を分ける場合、下記の図1のように普通に半分に分けるよりも、図2の分け方をしたほうが税額は断然安くなります。


ただし、図2のような分け方をして税金が安くなったとしても、土地の使い勝手を考えたらどうでしょう。A、B両方に家を建てる場合、Aをつかまされてしまった日には、車は止めづらいわ陽は当たらないわで散々です。
以上、とある節税マニュアルに、「土地を分ける際は図2のような分け方をするべし!!」みたいなことが書いてあったので思わず突っ込んでみました。そうです、使い勝手のよさはプライスレスなんです。
これは会社にとっても同じことが言えます。節税節税で必要以上に役員報酬をとったりしてじゃんじゃん損金計上すれば、そりゃあ税金は出ませんが、会社にはいつまでたってもお金は溜まりません。逆に利益の4割の税金を払っても6割は会社に溜ます。会社にお金が溜まれば銀行から借入をしなくても大きな買い物はできるし、将来自分が引退するときに備えて職金の積み立てもできます。(でもまあ、これはあくまで理想論ですし、ケースバイケースなので一概には言えませんが、、、)
何事もバランスが大切なんですね。
「お客さんの将来的な利益をまず最優先に考慮したうえで、いかに税金を安くするかを日々考え続ける」
あたりまえのことですが、我々税理士にとってこれが最大かつ永遠のテーマなんじゃないでしょうか。
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