江戸川区の税理士秦慎一郎が日々の出来事を書き綴る日記です。
今日税務調査がありました。しかし、お客さんの事務所には資料を広げるための手ごろなテーブルがなかったので、なんと用意されたのがマージャン卓。朝10時に税務職員がやってきて、お客さん、僕、叔父の四人でマージャン卓を囲みながら税務調査が行われました。とても不思議な光景でした。
結局たいした問題はなく調査は終了したので、マージャン卓での調査も、いい思い出として僕の心に刻まれることになりました。
最近、税務署は全国的に税務調査に非常に力を入れているみたいです。調査する職員も上司から言われているので仕方なく来ているという感じです。納税者や僕たち税理士から文句を言われ、そして成果をあげることができないで帰ると上司からも文句を言われ、調査する職員さんの多くはきっと身も心も疲れきっているんじゃないでしょうかね。
「江戸川区の若手税理士日記」税理士法人安井会計事務所 秦慎一郎
![]()
ペーパーレスを推進している会計事務所が増えてきているそうです。
つまり、データの書面化を極力避けて日々の業務をこなすのです。じゃあ安井会計事務所は推進しているのかと言えば、答えはNOです。
理由は下記の二つです。
1、ミスが怖い
会計事務所のなかには総勘定元帳を印刷しないところも多いらしいですが、実際問題、パソコンの画面上でチェックをしたあと、再度プリントアウトし改めてチェックし直すと、パソコン画面だけのチェックでは見つからなかったミスが発見できる場合があります。パソコンの画面上で読書をするという習慣が普及しないことからもわかるように、パソコン画面を長時間見つめるのってかなりしんどいですよね。集中力の途切れがミスへ結びつくのです。ペーパーレスのメリットとしてよく挙げられるのが「経費節減」ですが、経費とミスを計りにかけてどっちが重たいかと言えば、断然ミスなんじゃないでしょうかね。
2、セキュリティの問題
過年度のデータを保管する場合、ハードディスク上だけの保存だと、万が一のときにどうしても不安が残るからです。たとえばお客さんが決算書を紛失された場合、当事務所にもお客様に渡した控と同じものを必ず用意してありますので、それを渡すことができます。税務申告には、インターネット上で電子申告をする方法と、税務署の窓口へ書類を提出する方法の二通りがありますが、当事務所では、電子申告をする場合でも必ず申告書類はプリントアウトして保管することにしています。もちろんバックアップも必ずしています。だからといってデータだけの保管では100%安心とは言いきれません。アナログ的な考え方かもしれませんが、書面にて文章を保管することで、安心して日々の業務をこなすことができるのです。
残念ながら、環境にやさしいかと言えばNOですが、お客様の大切な情報を優先した結果、ペーパーレスに踏み切ることはできないのです。当事務所のこのスタンスはおそらく今後も変わらないだろうと思います。
「江戸川区の若手税理士日記」税理士法人安井会計事務所 秦慎一郎
![]()
今年から税理士のような専門家が税務署へ税務に関する簡単な質問をすることができなくなりました。専門家にいちいち税務署職員が対応していられるほど人手が足りてるわけじゃないというのが理由だそうです。
しかし、過去に同じような前例を探すのがなかなか難しい特殊な個別事例については、申告をする前に税務署にいったん相談しておいたほうが、あとでもめずに済むため、専門家でも相談できることとなっています。
今回、まさに前例のなかなかない特殊な個別事例がクライアントに発生し、叔父と二人で税務署へ足を運ぶことになりました。
担当の税務職員者に事情を話すと、税務職員は、「これは個別事例ですので、詳細を教えてください。」と言いました。詳細を話しましたが、どうやら税務職員はまったくわからないようで適当な応答をしはじめました。そして最後にはとんでもない一言を。
「このようなケースは私たち税務職員に聞かれても判断しかねます。税理士さんは専門家ですのでご自身で解決されたらどうですか?」
なんとこの税務職員は調べることを放棄したのです。すかさず僕が、「さっきご自身で『これは個別事例です。』と言ったじゃないですか。個別事例に関してはは税理士が税務署に相談してもいいことになっているはずじゃ?」と突っ込みを入れると、
「あげあしをとらないでください。」
と、またまたとんでもない答えが返ってきました。しかもちょっと怒り口調で。あげあしをとるも何もちゃんと認められている当然の手続きをとっているだけなのに・・・。我々もクライアントの代理人といて来ているわけですから「はいそうですか」と引き下がるわけにはいきません。「とにかくちゃんと調べて後日でいいので明確な回答を下さい。今から質問事項を言うのでちゃんと書いてください。まず一つ目は・・」と言ってメモを書き取らせることにしました。「4つ目は・・」と言いかけると、税務職員からまたまたとんでもない発言が。
「まだあるんですか!!」
もう、びっくりです。質問できる数って制限されていましたっけ?と突っ込みどころ満載の発言です。
なんとかこちらの言いたいことを伝えてその場はひとまず落ち着きました。帰り際に叔父が一言、
「きっとあの税務職員、調べるのが面倒くさかっただけなんだろうね」
公務員さん、もうちょっとしっかりしてください!!
「江戸川区の若手税理士日記」税理士法人安井会計事務所 秦慎一郎
![]()
今日は顧問先の税務調査でした。僕と叔父の税理士二人対税務署職員一人。
我々の事務所のスタンスは、「税務調査に対して決して妥協をしないこと」です。税理士さんの中には「まあこの辺で折れましょう」と顧問先を説得される方もいらっしゃいますが、そのセリフは我々にとっては最高の屈辱です。信念を持って仕事をしているので、「折れる」はありえません。
税務調査立会い料をいただいているからには「税理士が立会っただけのことはあった」とお客様に実感していただけるように努力しております。
ということで今日も叔父と二人で一生懸命主張させていただきました。午前10時から午後4時までの間、8割は我々がしゃべっていたかなと思います。おそらく修正は一切ないはず。顧問先は貴重な時間とをさいているわけですから、修正が一切ない場合には、立会い料は顧問先ではなく、疑ってきた税務署に支払っていただきたいものです。
税務署職員が帰ったあと、顧問先の社長さんが一言、「君たち税務署職員をいじめすぎだよ。」
いじめてなんかいません。ありのままの真実を社長に代わって税務署職員に伝えただけです。
今回は節税について自分の考えを書きたいと思います。
まずその前に、節税の定義をyahoo辞書で調べてみることに。
「 せつ‐ぜい【節税】
[名]スル所得控除や非課税制度を活用して税負担を軽減すること。 」
つまり納税者の税負担が軽くなるってことですね。これって非常に多くの方が関心のあることだと思います。だから我々税理士にとっては、宣伝文句としてこの「節税」ってフレーズをみんな使いたがるんです。うちの職場のHPでも例に漏れずしっかり使っておりますが、、、
じゃあ節税ってそんなに素晴らしいものなのかといえば、必ずしもそうではないと思います。つまり、目先の節税ばかりに気をとられていると、そのときは一時的に税金は安くなるかもしれませんが、長い目で見ると後悔することがあるのです。わかりやすい例で説明してみます。
例えば二人の兄弟が相続で土地を分ける場合、下記の図1のように普通に半分に分けるよりも、図2の分け方をしたほうが税額は断然安くなります。


ただし、図2のような分け方をして税金が安くなったとしても、土地の使い勝手を考えたらどうでしょう。A、B両方に家を建てる場合、Aをつかまされてしまった日には、車は止めづらいわ陽は当たらないわで散々です。
以上、とある節税マニュアルに、「土地を分ける際は図2のような分け方をするべし!!」みたいなことが書いてあったので思わず突っ込んでみました。そうです、使い勝手のよさはプライスレスなんです。
これは会社にとっても同じことが言えます。節税節税で必要以上に役員報酬をとったりしてじゃんじゃん損金計上すれば、そりゃあ税金は出ませんが、会社にはいつまでたってもお金は溜まりません。逆に利益の4割の税金を払っても6割は会社に溜ます。会社にお金が溜まれば銀行から借入をしなくても大きな買い物はできるし、将来自分が引退するときに備えて職金の積み立てもできます。(でもまあ、これはあくまで理想論ですし、ケースバイケースなので一概には言えませんが、、、)
何事もバランスが大切なんですね。
「お客さんの将来的な利益をまず最優先に考慮したうえで、いかに税金を安くするかを日々考え続ける」
あたりまえのことですが、我々税理士にとってこれが最大かつ永遠のテーマなんじゃないでしょうか。
COPYRIGHT 2007 江戸川区の税理士・公認会計士 税理士法人安井会計事務所 ALL RIGHTS RESERVED.